プレフィックス方式と、IP電話は混同されがちですが、まったく違うサービスです。
インターネット(パケット方式)を利用した、050plusなどので始まるIP電話よりも、通話品質も高く、遅延が生じづらいのがプレフィックス方式で、通常の電話と同じ回線交換方式を使っています。
専用アプリからしか、電話をかけられないと思われがちですが、プレフィックス通信サービスに加入してから、電話番号の先頭にプレフィックス番号を付けるだけで、サービスを使うことができます。
プレフィックス通話とは
馴染みのない言葉でしょうが、電話番号の先頭に特定の番号を付けて発信することを、『プレフィックス通話』と言い、その番号を『プレフィックス番号』と言います。
馴染みのある番号としては、番号非通知設定の『184』や、番号通知設定の『186』は聞いたことがあるのではないでしょうか?
格安SIMやmvnoで言うプレフィックス通話とは、特別な先頭番号を付けて発信することで、通話料がいきなり半額(10円/30秒)になる方式のことをさします。
mineoのかけ放題はG-cal
mineoのかけ放題は、G-calのプレフィックス番号を使っていて、mineo5分かけ放題を使う時には、G-calを使うことができません。
mineoかけ放題のプレフィックスサービスは、先頭番号がG-calと同じ0063だから、併用はできません。
現在G-calを使っている方は、解約してからかけ放題に申し込むようにしてください。
電話番号の頭に「0063」を付けて通話する他社の類似サービス(G-Callなど)にご登録中のお客さまは、5分かけ放題サービスをご利用いただけません。そのため、5分かけ放題サービスのお申し込みを取り消しさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
mineoユーザーサポートより引用
mineoの5分かけ放題の音質は最高クラス
mineoの5分かけ放題では、ユーザー評価の高いG-calシステムを使っているので、音質に関しては折り紙付きです。
他にも通話定額(30分と60分以内ならなんどでもカケホ)がありますが、こちらはプレフィックス方式ではないので、元々音質は高いです。
どちらのサービスを使うか迷うでしょうが、オススメは5分かけ放題ですね。
mineoの『5分かけ放題』は音質もバッチリの通話し放題なカケホーダイに
プレフィックス通話のデメリット
デメリットを知っていたほうが理解しやすいと思います。
プレフィックス通信では、気をつけたい4つのポイントがあります。
- 固定電話にかける時には非通知になる
- 緊急電話(110番や119番)やナビダイヤル、フリーダイヤルへ発信できない
- キャリアのかけ放題や、家族間無料通話を契約していても、プレフィックス通話では通話料が発生する
- 専用アプリからの発信に限定される(規定の通話アプリでは先頭に番号を付けておかないとプレフィックス発信ができない。)
プレフィックス通話のメリット
プレフィックス通信のメリットとしては、通話料金の節約ができるのと、IP電話よりも音質が良いところです。
プレフィックス通話も様々な会社が提供していて、それぞれ音質が違うので、プレフィックスだからといって、良いわけではありません。
- 通話料が安くなる(通常20円/30秒が半額になる)
- 国際電話も国内電話と同じ料金(対応サービスのみ)
- IP電話にくらべて通話品質が安定している
- 専用アプリで番号を自動付与して発信できる
- プレフィックス番号さえ付ければガラケーでも使える