先日、総務省が『契約中の大手キャリアの回線を使っているMVNOに乗り換える場合に、他の通信会社で使えなくするスマホの『SIMロック』の解除を不要にする。』という方針を打ち出しました。
今までは実質docomoのスマホのみSIMロック解除をしなくても、docomo回線を使用しているMVNO(格安SIM)で利用できていました。
しかし、今回の総務省の指針ではauとSoftBankに関しても『SIMロック解除』なしでも、『同一回線のMVNOで使用できるようにしたい』という強い思いが感じられます。
今回の指針のどこが新しいのか?
2015年の5月にSIMロックの解除が解禁されて、いままでiPhoneだけは解除しないと言っていたSoftBankもこれには同意しました。
SIMロックの解除が解禁されてからも、auとSoftBankのスマホに関してはSIMロックを解除しないとMVNOでは使えませんでした。
しかし、今回MVNOへSIMロック解除で乗り換え出来るようになれば市場が活発化するだけではなく、総務省が心配している家計への負担が今後増してくるということも回避できる可能性がでてきます。
やはり同一回線であればSIMロックのスマホでも使用出来るようにするべきです。
日本経済新聞:同じ回線で「格安」移行、SIMロック解除不要に
現在のau/SoftBank回線のMVNO
現在auとSoftBankの回線を利用しているMVNOを並べてみます。
この中でもUQmobileとY!mobileは少し毛色が違います。
両社ともキャリアの子会社なので、MVNOとキャリアの中間的存在になっていて、ユーザーの評価は通信速度のてんでとても評価が高いです。
しかし、この両社とも2016年11月現在はキャリアスマホを使っていても原則SIMロック解除をしないと使えないようになっています。
そこで総務省が、家計を圧迫しつつある通信費を抑えることができるようにするため、auとSoftBankに対してSIMロックを解除しなくても、通信回線が同じならスマホでデータ通信が出来るようにして、もっと簡単に通信費を節約できる仕組みを作るのが目的のようです。
MVNOを使っていて思うのが、やはり節約効果も大きいですが、しっかりと準備をしてから乗り換えないと困ることもありますし、多少でもいいから知識がないとなにか合った時に対処ができません。
逆に言えば、しっかりと準備をして少しの知識を入れておけば、MVNOに乗り換えない理由もありません。
せっかく節約効果の高い選択肢が増えてきているのだから、まずは試してみてください。